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ファーストコンタクト

多重債務に苦しむ人々が、弁護士や司法書士といった専門家にはじめてコンタクトをとる媒体といえば、やはり電話だろう。最近はメールでの相談も多いが、やはりインターネットやメールは匿名が特徴であり、相談者も匿名のことが多い。このことに問題はない。となれば、やはりファーストコンタクトの媒体は、電話となる。

事務所の電話がなり、それが多重債務に苦しむ人々からのヘルプだと気付くと、何れかのタイミングで「今までご苦労様でした」との一言を付け加えている。

借りたお金を返すのは当たり前だと思う。この感覚は多重債務に苦しむ人々も同じく持っている。否、この感覚を人より強くもっているからこそ、今まで我慢し、がんばり続けてきたからこそ、多重債務に陥った人の方がはるかに多い。多重債務に陥った人々って、借りたお金と支払うべき金利の区別をつけることができず、「約束」という鎖につながれてきた人々だと思う。


お金の悩みなんかで、死を選ぶ必要なんてない。お金の悩みなんかで、家族を不幸にする必要なんてない。いくら声だかに叫んでみても、私達の声は届かないだろう。いつでも、どんな状況からでもやり直せるのだということは、やはりお金の悩みを解決する目処がたってはじめてもてる希望なのだと思う。

当事務所に電話をしてきてくれた人々とは、そのことに気付くための入り口にやってきた人々だ。
「今までご苦労様でした」には、「これまでよくがんばってきてくれましたね」という意味は勿論、
「今までご苦労様でした」には、「これからは「どんな状況からでもやり直せるのだ」ということに気付くだけですよ」という意味が込められています。


┏━━━━ ☆★ 過払い金がもし戻ったら?大阪過払い相談所  ★☆━━━━━━━━━

┃    〒542-0076
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予定外の…

小規模個人再生を申し立てる場合、裁判所から再生計画で見込む返済相当額の積立実績が求められる(大阪地方裁判所の場合)。お隣の神戸地方裁判所でも同様の取り扱いをしている様で、同庁に小規模個人再生を申し立てる場合にも、返済相当額の積立を指導する。

裁判所としては、書面上の判断+積立実績が示される訳なので、将来の履行可能性を判断しやすい。

もっともがんばるんだクラブでは、小規模個人再生の案件に限らず、任意整理の案件でも同様の取り扱いをしている。和解契約を締結する際、将来の不履行を見越す人はいない。その時は履行可能だと信じている。信じているが目論見どおりにいかないのが現実だ。その証拠に、委任時の予定積立額を最後まで変更することなく、履行できる人は少ない。結局は数ヶ月間の実績を考慮して無理のない返済計画を作ることとなる。返済額は減少し、返済期間は伸張する。これは良し悪しの問題ではないと思う。

もし、依頼者の熱意や根拠のない目論見のみを頼りに和解契約を締結した場合、履行可能性の不安の残る和解契約ほど、関係者全てを不幸にするものはない。

同様に、自己破産を申請する案件でも同様の取り扱いをする。長年追加融資に頼った経済生活をしてきた人が急にその途を奪われ、切羽詰った挙句、ヤミ金のお世話になる事例は決して少なくない。目前の返済をクリアーすることに全精力を注いできた人々が陥りやすい誤解だが、債務整理さえすればなんとかなるとの勘違いに陥りやすい。

債務整理をしても「決して収入は増加しません」だから自己破産を考えている人にも毎月の積立を指導する。家計に余剰を残す練習だ。

さて、神戸で小規模個人再生を申立予定のHさん。5月末に相談に見えて以来、積立が思い通りにいかないと悩んでいる。先日の面談では、自己破産の可能性も示唆したが、あくまで返済にこだわりたい様子。ただ、予定外の出来事が続き、計画通りに積立が実施できないとのこと。そして計画通りにいかない現実に強いストレスを感じている・・・。まったくの悪循環だ。

考えてみて欲しい。予定外の出来事が積み重なって返済不能にまで債務が膨らんだ筈だ。サラ金やクレジットカードからキャッシングをはじめた当初は、決して返済不能になることを見越して借金をした訳ではなかったと思う。予定外の出来事を含めての「返済計画」なので。

Hさんは返済の意思が強い。でも決してあわてる必要はない。ゆっくりと健全な家計を築いていけばよい。ゆっくり、ゆっくり、確実に無理のない家計を築いていけばよい。

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2年程前に債務整理の相談に見えられた方から・・・

2年程前に債務整理の相談に見えられたKさんから、久しぶりに連絡があった。
Kさんが多重債務に陥った切欠は、リストラによる失業期間に生活費を捻出するために借り入れが増加したのもであった。Kさん、奥さんと順次借り入れと返済を繰り返し、終には当時大学生だった長男までもが生活費を捻出するためにキャッシングに至った。

最初、Kさんから状況説明を受けていたとき、斯様な状況に至ってもなお仕事を選び、アルバイトで10万円の収入を得ようとしないKさんに立腹し、随分きつい口調であたってしまった記憶がある。若輩者の高説をKさんは我慢強くきいてくれた。

結局、長男と奥さんは自己破産を申請し、免責の許可を得た。Kさんは住み込みで働くため、愛知県に単身赴任し、三勤交代の工場で働いている。Kさんには両親が住む自宅の持分という財産がったため、自己破産とはせず、現地の司法書士に依頼し、個人再生手続きをを申し立てるべく準備をすすめているはずだった。

そう、「筈だった」のだけれど、状況が変ってしまった。

今年の4月にKさんのお父さんが亡くなられ、Kさんも相続分を取得することとなった。更になくなられたお父さんには、自宅を抵当に入れた債務があった。

相続放棄は身分行為なので、自己破産や個人再生にはなんら影響を与えない。通常ならば、さっさと相続放棄をした上で、Kさん自身の手続きを進めていけばよいのだが。Kさんには、年老いた母を思いやる気持ちが強く、Kさん自身がその様な甲斐性がないことを十分承知しているのであるが、なんとか母親への仕送りをしたいとの希望を持っていた。

そうなると、個人再生手続きで自身の債務を返済しながら、母親への仕送りなどは不可能に近い。そこでなんらの解決策はないものかと、わざわざ愛知県から尋ねてこられた。

なにより嬉しかったのは、Kさんが現在お世話になっている現地の司法書士ではなく、私を頼ってきてくれた事。今回は受任する予定はないが、セカンドオピニオンとしてKさんの取りえる方法をアドバイス出来た。更にお母さんの取りうる手続きや弟さんの法的立場を説明し、至急各手続きを取るようアドバイスすることができた。

親が子供のために出損する1万円と子供が親のために出損する1万円は、同じ1万円でも重みが違うという意見をきいたことがある。

私自身も経験のあることだが、実感として納得できる。だから両親の借金のために、特に返済原資を立て替える状況を垣間見ると、やるせない気持ちになる。またそういう状況が非常に多いことにも愕然とする。子供の立場からすると、自分の両親ながら情けない気持ちになることもあれば、その借金の何十分の一かで、自分達の生活がなりっていたことを理解すると、なんとかして助けてあげたい気持ちにもなる。現実の生活と自身の能力の限界の板ばさみとなる。親の立場からみると、子供には迷惑をかけたくないとの気持ちを強く持ちながら、子供に頼らなければならない自信の弱さに不甲斐なさを感じる。

今回Kさんは、父親と子供、両方の立場を経験した。そんなKさんの出した結論だから、Kさんの希望に可能な限り添えるようになって欲しいと思う。たとえそれが、ちょっと無理目な選択であったとしても・・・。

「でもね、Kさん。自身の希望を叶えるためには、Kさん自身でその権利を勝ち取る必要があるんですよ」とだけ付け加えて、Kさんを見送った。

債務整理には、私達専門家のなすべき仕事と、あなた様自身がなすべき仕事とがあります。目の前に横たわるお金の問題は私達専門家にも法的に解決することができます。しかし、その後の生活を築いていくのは、あなた様自身です。目の前のお金の問題よりも、今後の生活がずっと大変だということを、忘れないで欲しい。


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入院と自己破産・・・

一日も早い回復と、元気な赤ちゃんが生まれることを祈っています。

しかし、Tさんは来月早々に自己破産申請をする予定だった・・・。
赤ちゃんが生まれる関係で、来月がデットラインだった・・・。
新しい家族とともに、再建を期する予定だった・・・。

あとは6月分の家計簿を提出してもらうだけだったのに・・・。

明らかに就労不能、しかもシングルマザー。債権額と比しても破産手続き開始決定、同時廃止の案件だった。

大阪地方裁判所では、特に問題がなければ債務者審尋や免責審尋は開かれない。
しかし物事に100%はない。
もし何らかの原因で審尋が開かれることとなった場合、破産者欠席などありえないだろうし・・・。

実務上では、就労不能の証明として診断書を提出することはよくある。
脳梗塞を患ったOさん夫婦の場合は手続きを半年延期した。
車椅子生活だったKさんの場合は、車椅子を押して集団審尋に参加した。

どのパターンも何らかの手段で出席は出来た。
もし入院中の場合はどうなるのだろうか?

関係事例を調査して、週明けにでも裁判所と協議する必要がある。

ホント、悩んでいてもなにも始まらない!
専門家でも始めてのケースにはよくでくわす。
いや、初対面の連続です。


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テーマ : 悩んでいても何も始まらない - ジャンル : ライフ

東京中央管理局

「東京中央管理局」というところから、民事訴訟裁判告知という「ハガキ」がきているんですけど・・・。

と先日債務整理を受任したAさんから、朝一番に電話があった。

東京中央管理局?
民事訴訟裁判予告?
ハガキ?

不自然さを抱きながら、いくつかの質問をしてみた。

東京中央管理局の住所は?
東京都千代田区・・・でも、消印は練馬区です。

教えていただいた債権者のほかに延滞中の会社は?
ありません。

過去に訴訟をされたことは?
ないと思います。

支払い命令や特定調停は?
ないと思います。

架空請求かな・・・?と思って、Googleで検索してみると、「ビンゴ!」やはり架空請求の類でした。

念のためにハガキをFAXで送ってもらった。大体、訴訟告知なる物騒なお知らせを普通郵便で、しかもハガキで通知することじたいが不自然です。

本文には、ご丁寧に「連絡なき場合には本書を勤務先へ郵送させていただきます」と立派な脅し文句も記載されていた。

ここまでくると、100%架空請求でしょう。

おそらくAさんの名簿が出回っていて、名簿を頼りに無差別に送付されているのだと思うけどね。

現在取引中の債権者の社員が小遣い稼ぎに悪さをする場合(もっとも最近では容易にはできませんが)もあるし、過去に完済した債権者がリストとして売り出す場合もある、更には、最近新規の申し込みをして断られた会社の社員が小遣い稼ぎに悪さをする場合(こちらは比較的容易にできます)もある。

Aさんにとっては、自身の知らないところで名簿が一人歩きしている格好なので、気分のよいものではないでしょう。

インターネットってこういった使い方もできるのだと、改めて感心した。身に覚えのない通知が届いた場合、先ずインターネットで名称や電話番号を検索してみるのも一考です。

それでも不安な場合は、やはり専門家に相談してみるのも一考です。だって、ハガキでくる「告知」なんて如何にも不自然なんだもん。判断ポイントはそれだけではありませんが、文面や体裁から不自然なところがきっとあると思います。

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